インプラントとは

JSOI口腔インプラント研修医認定医
専修医登録番号第 1184 号
登録年月日 2018年3月11日
認定期限 2028年3月31日
インプラントは、「第2の永久歯」といわれるほど、機能的にも見た目的にも天然の歯に近く、従来のブリッジや入れ歯では難しかった、自分の歯と同じように「噛む感覚」を取り戻すことができます。
丁寧な歯磨きによって、長期間の使用が可能です。
ただし、インプラントも天然歯には勝てません。
天然歯を維持することが何よりも大事ですので、「歯がなくなったらインプラントすればよい」などと考えずに、日ごろからしっかりと歯磨きや定期検査を行ってください。
インプラントと入れ歯の違い


失った歯を取り戻す方法として、インプラントと入れ歯がありますが、快適な生活を送るためには、インプラントがおすすめです。
インプラントは、顎の骨に人工の歯根を埋め込み、その上に人工の歯を取り付ける治療法です。当院では、世界的に信頼性の高い「ストローマン社製」のインプラントを使用しており、自分の歯のようにしっかりと噛むことができます。入れ歯のようにズレたり、外れたりする心配もなく、見た目も自然で、快適にお過ごしいただけます。
入れ歯の特徴と注意点
入れ歯は、取り外しができる人工の歯です。金属の留め金で固定する方法や、顎の粘膜に乗せる方法などがあります。費用を抑えられるというメリットはありますが、噛む力はインプラントに劣り、お手入れも必要です。また、入れ歯を支えるために健康な歯を削る必要がある場合もあります。
快適な生活のためにインプラントを
インプラント治療は、入れ歯のデメリットを解消し、より快適な生活を送るための最適な選択肢です。当院では、患者様一人ひとりに合わせた丁寧なカウンセリングを行い、インプラント治療に関する不安や疑問を解消いたします。
「インプラントについて詳しく知りたい」「入れ歯からインプラントに変えたい」という方は、お気軽にご相談ください。

歯を失ってしまった
事故・虫歯・歯周病などで大切な歯(天然歯)を失った場合に。

あごの骨に人工的な歯根を埋め込みます
手術によって顎の骨に「人工的な歯根(インプラント)」を埋め込みます。

人工的な歯根に人工的な歯をかぶせます
その上に「人工的な歯(歯冠)」をかぶせることで再び噛めるようになります。

「噛む感覚」を取り戻せます
顎の骨とインプラントがしっかりと結合するために、自分の歯と同じように「噛む感覚」を取り戻すことができます。
インプラント・ブリッジ・入れ歯の違いについて
インプラント | ブリッジ | 部分入れ歯 | 総入れ歯 | |
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説明 | 歯の根の代わりになるチタンの棒を骨に埋め込み、その上に歯をかぶせていく方法 | 失った歯の両側の歯を削り、冠を橋渡しすることによって失った歯を補う方法 | 失った歯の周囲の歯に金属の留め金を付けて、取り外し可能な人工の歯を留める方法 | 取り外し可能な人工の歯を顎の上に乗せる方法 |
硬いものが 噛める |
◎ | ◎ | △ | △ |
違和感が ない |
◎ | ○ | △ | × |
見た目 | ◎ | ○ | △ | △ |
特徴 |
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治療の流れ
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診査・診断 インプラントを埋め込みたい所のアゴの形や噛み合わせを診査するため、お口の中の型をとります。顎の骨の量や質を検査するためレントゲン撮影、またはCT撮影を行います。
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手術 麻酔をかけて行いますので痛みはありません。
骨を削りインプラントを埋め込み、蓋を取り付けて粘膜を縫合します。
骨の状態などによって、術式が異なります。当院は、基本的に1回法で手術を行っております。
1回法の手術の場合は、大きめの蓋を取り付け、
お口の中にその蓋が見えるようにして手術を終了します。 -
最終的な歯の装着 インプラントの手術のあと、インプラントと骨が結合するのを待ちます。
結合すれば、最終的な歯を作成します。
作成した歯を装着し、治療が完了します。 -
メンテナンス インプラントは虫歯にはなりませんが、歯周病になる可能性があるので、 治療が終った後も、定期検診をしながらきちんと管理していきましょう。
施術名 | 歯科インプラント治療 |
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施術の説明 | 虫歯や歯周病によって、また外傷によって歯を失うことがあります。また人によっては先天的に歯が無い場合があります。 そのような歯が無い部位の顎の骨にインプラントを埋め、そのインプラントに義歯を付ける治療方法がインプラント治療です。 インプラント治療は1本の歯がなくなった場合から全部の歯がなくなった場合まで、適用できる治療方法です。 |
施術の副作用(リスク) | 義歯の破折(義歯の一部が欠けること)、義歯の脱落が起きることがあります。義歯を固定しているスクリュー、または、アバットメント(インプラントと義歯の間の部品)を固定しているスクリューの緩みが起きることがあります。 またインプラント周囲の感染(インプラント周囲粘膜炎あるいはインプラント周囲炎)が起きることがあります。 インプラント周囲粘膜炎はインプラント周囲の粘膜に限局した病変ですが、インプラント周囲炎はインプラント周囲の骨の吸収をともなう病変です。 インプラント周囲炎はインプラントの喪失に繋がりますので注意が必要です。 |
施術の価格 | 一般的なインプラント1本 300,000円〜450,000円(税別) ※器具・治療内容による ※保険適用外になります |
専門の医師による麻酔について

安心して快適な痛みのないインプラント手術を受けていただく為に、当院では麻酔専門の医師による静脈内鎮静法での施術が可能です。
高血圧症、心疾患、肝疾患の方など全身疾患をおもちの方、ご高齢の方でも手術を受ける事ができます。また、今まで歯科治療なんてしたことがなくて怖くて普通の治療もできないという方も安心して治療が受けられるようになります。
当院で使用しているインプラントの種類
従来のブリッジや部分入れ歯(取り外しの義歯)と違い、周囲の歯を痛めることがありませんし、
噛む力も天然歯と同じ程度に回復します。

インプラントの種類
ストローマン
特徴
スイスの精密な技術と徹底した品質管理のもとに作られており、ストローマンインプラント体埋入5年後の平均生存率は98.8%です。埋入10年後の生存率も同等の結果が報告されています。
ストローマン社製のインプラントについて
- ストローマン社は、世界のインプラント市場でナンバー1のシェアを持つインプラントメーカーです。
- ストローマンは精密機械産業が盛んなスイスのバーゼルに本社があり、今では世界70か国以上に歯科用インプラント関連製品を提供しているグローバル企業です。
- 50年にわたる研究開発と充実した検査体制のもと、世界で活動する非営利学術組織とのパートナーシップにより、学術的に裏付けのある製品を提供しています。
- ストローマンインプラントは、埋入後の5年、10年という長期にわたる安定性が多くの研究により報告されています。
- 世界で500万人以上の患者さんがストローマンインプラントによる治療を受け、患者さんの生活の質の向上に貢献しています。
- 製品の詳細についてはメーカーHPでご確認ください。
FAQ
以下の方はインプラント治療ができません。
- 顎の骨の成長が終っていない年齢の方
- 歯磨きなど日常の清掃が充分にできない方
- チタンへのアレルギーを持っている方
- アルコール依存症の方
- 長期間、骨粗しょう症治療薬(BP製剤)を服用されている方
手術中は麻酔をしっかりとかけますので、痛みはほとんど感じません。
症状や治療の内容により費用は異なりますので歯科医師にご相談ください。
インプラント治療には健康保険が適用されませんが、医療費控除の対象になることもあります。
歯科医師による定期検診とご自身による毎日のケアが必要となります。
きちんとしたメンテナンスを継続することによって、インプラントを長く快適に使っていくことができます。
安全な手術でしょうか?
インプラントに用いられる材料や手術方法は、一般的なインプラント施術です。