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2025-12-03

子ども

乳歯が抜けない・歯並びが心配な親御さんへ!生え変わりの正しい知識とケア

乳歯が抜けない・歯並びが心配な親御さんへ!生え変わりの正しい知識とケア

「うちの子の歯、いつ生え変わるの?」「歯磨きはちゃんとできている?」「歯並びが悪くならないか心配…」

お子さんの歯の生え変わりについて、このような疑問や不安をお持ちの親御さんも多いのではないでしょうか。乳歯から永久歯へのスムーズな移行は、子どもの将来の歯の健康を左右する、とても大切な時期です。

この記事では、歯のプロである歯科医監修のもと、子どもの歯の生え変わりに関する疑問を全て解決します。時期、順番、ケア方法、歯並びのことまで、分かりやすく解説。この記事を読めば、あなたも子どもの歯の健康をサポートできる、頼れる親になれるはずです。

1. 乳歯から永久歯への生え変わり:基本のキ

お子さんの歯が、乳歯から永久歯へと生え変わる時期がやってきました。「うちの子はいつ頃から?」「どんな順番で生えてくるの?」といった疑問をお持ちの親御さんもいらっしゃるでしょう。この大切な時期をスムーズに乗り越えるために、まずは基本的な知識を身につけましょう。

歯の生え変わりの時期と順番

子どもの歯の生え変わりは、一般的に6歳頃から始まり、14歳頃にかけて完了します。この期間に、20本の乳歯が抜け、28本(親知らずを含めると32本)の永久歯へと徐々に交換されていきます。

永久歯が生えてくる順番は、個人差がありますが、一般的には以下のようになります。

  1. 第一大臼歯(6歳臼歯): 6歳頃に、一番奥の歯ぐきの内側から生えてきます。これは乳歯が抜けた後に生えるのではなく、乳歯列の後ろに新しく生えてくる歯です。
  2. 前歯(中切歯・側切歯): 6歳~8歳頃にかけて、下の前歯から生え始め、次に上の前歯が生えてきます。
  3. 下顎の第一小臼歯、上顎の第一小臼歯: 9歳~10歳頃にかけて生えてきます。
  4. 下顎の第二小臼歯、上顎の第二小臼歯: 10歳~12歳頃にかけて生えてきます。
  5. 犬歯: 10歳~12歳頃にかけて生えてきます。
  6. 第二大臼歯(7歳臼歯): 11歳~13歳頃にかけて生えてきます。
  7. 第三大臼歯(親知らず): 17歳頃から生え始めますが、生えない人もいます。

この順番を把握しておくことで、お子さんの歯の成長をより具体的にイメージできるでしょう。

乳歯と永久歯の違い

乳歯と永久歯は、見た目や性質にいくつかの違いがあります。これらの違いを理解しておくことは、適切なケアを行う上で非常に重要です。

特徴乳歯永久歯
白くて透明感がある乳歯に比べてやや黄色みを帯びている
大きさ小さく、数も少ない(20本)乳歯に比べて大きく、数も多い(28本~32本)
歯質(エナメル質・象牙質)薄く、未発達乳歯に比べて厚く、しっかりしているが、生えたばかりの永久歯は未完成でエナメル質や象牙質が未熟
短く、細い長く、太い

特に注目したいのは、生えたばかりの永久歯の歯質です。永久歯は、生えてから数年かけてエナメル質や象牙質が成熟していくため、この時期は酸に弱く、むし歯になりやすい状態にあります。そのため、乳歯の時以上に丁寧な歯磨きや、フッ素塗布などのむし歯予防策が不可欠となります。永久歯の健康は、生涯にわたる歯の健康の土台となるため、この時期のケアは将来を左右すると言っても過言ではありません。

2. 歯の生え変わり時期の注意点

乳歯から永久歯への生え変わりは、子どもの将来の歯の健康を左右する非常に重要な時期です。特に、新しく生えてきた永久歯は、まだ表面が成熟しておらず、汚れが付着しやすく、むし歯になりやすい状態にあります。そのため、この時期には特別な注意を払ったケアが不可欠です。毎日の丁寧な歯磨きはもちろん、食生活の工夫や、歯科医院での専門的なむし歯予防策を組み合わせることが、子どもの大切な永久歯を健康に育む鍵となります。

歯磨きの重要性

生えたての永久歯は、エナメル質が十分に成熟しておらず、表面がやや粗いため、汚れが付着しやすいという特徴があります。この「むし歯の入り口」とも言える状態の歯を、毎日の歯磨きでしっかりと清潔に保つことが、むし歯予防の基本中の基本です。磨き残しが多いと、そこに細菌が溜まり、むし歯を引き起こす原因となります。特に、歯と歯茎の境目、奥歯の溝、歯と歯の間は磨き残しが多くなりがちです。これらの部位を意識して、一本一本丁寧に磨くことを心がけましょう。歯ブラシの選び方も大切で、お子さんの年齢や口の大きさに合った、ヘッドが小さめで毛先がやわらかいものを選ぶと良いでしょう。仕上げ磨きは、小学校低学年くらいまでは保護者の方が行うのが理想的です。お子さんが自分で磨いた後に、保護者の方がチェックしながら丁寧に磨き残しをなくしてあげてください。磨き残しがないか確認するには、市販の「歯垢染色剤」を使うのも効果的です。磨き残した部分が赤く染まるので、どこを重点的に磨けば良いかが視覚的に分かりやすくなります。

食生活のポイント

歯の健康を保つためには、日々の食生活も大きく影響します。特に、生え変わり時期は、甘いものを摂取する頻度や量に注意が必要です。糖分は、口の中にいる細菌の栄養源となり、むし歯の原因となる酸を作り出します。そのため、お菓子やジュースをダラダラと食べたり飲んだりする習慣は避け、時間を決めて摂取するようにしましょう。食事やおやつの時間を規則正しくすることも大切です。また、歯の成長と健康維持には、バランスの取れた栄養摂取が欠かせません。特に、歯や骨を強くするカルシウム、ビタミンD、リンなどの栄養素を積極的に摂ることが推奨されます。乳製品、小魚、緑黄色野菜などを食事にバランス良く取り入れるように心がけましょう。さらに、よく噛んで食べるという咀嚼(そしゃく)の習慣も、歯の成長にとって非常に重要です。よく噛むことで、唾液の分泌が促進されます。唾液には、口の中を清潔に保つ、酸を中和する、再石灰化を助けるといった、むし歯を予防する働きがあります。硬い食品(ごぼう、れんこん、りんごなど)を意識的に食事に取り入れ、お子さんがしっかり噛む習慣を身につけられるようにサポートしましょう。

むし歯予防

生えたての永久歯は、むし歯になりやすいだけでなく、一度むし歯になると進行が早い傾向があります。そのため、日常のケアに加えて、歯科医院での専門的なむし歯予防策を取り入れることが非常に効果的です。まず、歯科医院で行われる「フッ素塗布」は、歯の質を強くし、むし歯になりにくくする効果が期待できます。フッ素は、歯の再石灰化を促進する作用もあり、初期のむし歯であれば修復する力も持っています。定期的なフッ素塗布は、お子さんの歯をむし歯から守るための有効な手段の一つです。次に、「シーラント」も有効な予防策です。シーラントとは、奥歯の噛み合わせ部分にある深い溝(小窩裂:しょうかれつ)に、歯科用のプラスチックを充填する処置のことです。この溝は歯ブラシの毛先が届きにくく、食べかすが溜まってむし歯になりやすい場所ですが、シーラントで溝を埋めることで、細菌や食べかすが入り込むのを防ぎ、むし歯を効果的に予防できます。特に、生え始めの永久歯の奥歯は、溝が深いことが多いため、シーラントの適応となることが多いです。これらの専門的な処置は、歯科医師の診断のもと、適切な時期に行うことが重要です。定期検診の際に、歯科医師や歯科衛生士に相談してみましょう。

3. 歯並びが悪くなる原因と対策

子どもの歯の生え変わり時期は、歯並びが形成される重要な期間でもあります。この時期に歯並びが悪くなる原因を知り、適切な対策を講じることで、将来的な矯正治療のリスクを減らし、きれいな歯並びを育むことができます。ここでは、歯並びが悪くなる主な要因と、その対策について解説します。

歯並びが悪くなる主な原因

歯並びが悪くなる原因は様々ですが、主に以下のようなものが挙げられます。

  • 遺伝的要因: 親御さんから受け継いだ顎の大きさや歯の形、大きさなどが影響することがあります。顎が小さいのに歯が大きい場合や、歯が並ぶスペースが不足している場合などは、歯並びが悪くなる原因となります。
  • 生活習慣:
    • 指しゃぶりや舌癖: 長期間にわたる指しゃぶりや、舌を前歯の裏に押し付ける癖(舌癖)は、前歯の噛み合わせや歯列のアーチを歪ませる原因となります。特に、5〜6歳を過ぎても指しゃぶりを続けている場合は注意が必要です。
    • 口呼吸: 鼻呼吸ではなく口呼吸をしていると、舌の位置が下がり、顎の成長が妨げられたり、歯列が狭くなったりすることがあります。鼻炎などで鼻呼吸がしにくい場合も、口呼吸になりやすいため注意が必要です。
    • 食生活: 柔らかいものばかりを食べていると、食べ物を噛む力が弱くなり、顎の骨の成長が十分に行われないことがあります。これにより、歯が並ぶスペースが不足し、歯並びが悪くなることがあります。
  • 乳歯の問題:
    • 早期脱落: 乳歯がむし歯などで早くに抜けてしまうと、その隣の歯が空いたスペースに倒れ込み、永久歯が生えてくるスペースが失われることがあります。これを防ぐために、乳歯が抜けた場合は「保隙装置(ほげきそうち)」という装置でスペースを確保することがあります。
    • 乳歯のむし歯: 乳歯のむし歯が大きい場合や、神経まで達している場合、永久歯の歯胚(歯のもと)に影響を与え、永久歯の色や形がおかしくなったり、発育不全を起こしたりする可能性があります。

歯並びが悪くなった場合の治療法

歯並びが悪くなった場合、その原因や程度に応じて様々な治療法があります。早めに歯科医院で相談することが大切です。

  • 経過観察: まだ永久歯への生え変わり途中であったり、軽度な問題であったりする場合は、自然な改善を待ったり、定期的な観察で様子を見ることがあります。
  • 床(しょう)矯正装置: 顎の成長を促したり、歯が並ぶスペースを広げたりするために使用される取り外し可能な装置です。主に成長期の子どもに使用されます。
  • ブラケット矯正(ワイヤー矯正): 金属やセラミック製のブラケットを歯に装着し、ワイヤーの力で歯を少しずつ動かしていく、最も一般的な矯正方法です。永久歯の歯並びを整えるのに効果的です。
  • マウスピース型装置(インビザラインなど): 透明なプラスチック製のマウスピースを段階的に交換していくことで歯を動かしていく方法です。目立ちにくく、取り外しができるため、近年人気があります。ただし、適用できる症例には限りがあります。

歯並びの治療は、子どもの成長段階や骨格に合わせて行うことが重要です。そのため、歯科医師とよく相談し、お子さんに最適な治療法を選択することが大切です。また、治療には費用もかかるため、事前に費用相場についても確認しておくと良いでしょう。

4. 歯が生え変わらない場合の対応

一般的に6歳頃から始まる歯の生え変わりが、お子さんの年齢に対して遅い、または全く見られない場合、親御さんは不安を感じるかもしれません。歯が生え変わらない原因は様々ですが、早期に原因を特定し、適切な対応をとることが大切です。ここでは、歯が生え変わらない場合の考えられる原因と、その際の対応について解説します。

歯が生え変わらない主な原因

お子さんの歯が生え変わらない、あるいは遅れている場合、いくつかの原因が考えられます。主なものとしては、以下のようなケースが挙げられます。

  • 先天性欠如(せんてんせいけつじょ) 生まれつき永久歯が存在しない状態です。これは、特定の歯が作られない、または作られても発育しないために起こります。特に、前から2番目の上の歯(側切歯)や下の小臼歯(しょうきゅうし)などで見られることがあります。
  • 乳歯の早期脱落や外傷 乳歯が虫歯や外傷によって早くに抜けてしまった場合、その後に生えてくるはずの永久歯のスペースが失われ、永久歯の萌出(ほうしゅつ:歯が生えてくること)が妨げられることがあります。周囲の歯が倒れ込んできて、永久歯の通り道を塞いでしまうこともあります。
  • 歯根吸収不全(しこんきゅうしゅうふぜん) 永久歯が乳歯の根っこを溶かしながら生えてくるのが通常ですが、何らかの原因でこの吸収がうまくいかず、永久歯がなかなか生えてこないことがあります。これは、乳歯の根が通常よりも太い、または永久歯の向きが不適切である場合などに起こり得ます。
  • 歯胚(しはい)の異常 歯のもととなる「歯胚」の位置や向きに異常がある場合、永久歯が骨の中で迷走してしまい、本来生えてくるべき場所に出てこられなくなることがあります。
  • 過剰歯(かじょうし) 本来あるべき歯の数よりも多く歯が存在する場合、その過剰歯が永久歯の正常な生え変わりを妨げることがあります。

歯が生え変わらない場合の対応

もし、お子さんの歯の生え変わりが年齢に対して遅れている、あるいは全く見られないと感じたら、まずは歯科医院を受診することが最も重要です。自己判断で様子を見るのではなく、専門家による正確な診断を受けることが、早期発見・早期対応につながります。

歯科医院では、レントゲン検査などを行い、歯の骨の中での状態や、永久歯の有無、位置などを詳しく調べます。原因が特定できれば、それに応じた適切な治療方針が立てられます。

例えば、先天性欠如の場合は、将来的な歯並びや噛み合わせを考慮した治療(ブリッジ、インプラント、矯正治療など)を検討します。乳歯が早く抜けてしまった場合は、スペースを維持するための装置(保隙装置:ほげきそうち)を入れることを提案されることもあります。歯胚の位置異常や過剰歯が原因の場合は、外科的な処置や矯正治療が必要になることもあります。

お子さんの歯の健康は、将来の全身の健康にも関わる大切な問題です。気になることがあれば、ためらわずに歯科医師に相談しましょう。

5. 歯科医院での定期検診のススメ

お子さんの歯の生え変わりは、成長過程で非常にデリケートな時期です。この時期に歯科医院での定期的な検診を受けることは、むし歯の早期発見・早期治療はもちろん、歯並びのチェックや、適切なケア方法のアドバイスを受けるためにも極めて重要です。ここでは、定期検診の重要性とそのメリットについて解説します。

定期検診を怠ると、些細なむし歯が進行してしまったり、歯並びの乱れに気づくのが遅れたりする可能性があります。しかし、定期的に歯科医院に通うことで、これらのリスクを大幅に減らすことができます。

定期検診には、以下のようなメリットがあります。

むし歯の早期発見・早期治療

乳歯は永久歯に比べてエナメル質が薄く、むし歯になりやすい性質があります。また、歯と歯の間など、自分では気づきにくい場所にむし歯ができやすいことも。定期検診では、歯科医師や歯科衛生士が専門的な目でチェックするため、初期段階のむし歯を早期に発見し、削る量を最小限に抑えた治療が可能です。

歯並びのチェックとアドバイス

歯の生え変わりは、歯並びが変化しやすい時期でもあります。定期検診では、顎の成長や歯の生え方に問題がないかを確認し、将来的な歯並びの乱れにつながりそうな兆候がないかをチェックします。もし歯並びの乱れが見られる場合でも、早期に専門家のアドバイスを受けることで、適切な対応策を検討できます。

正しい歯磨き方法やケアのアドバイス

お子さん自身が正しい歯磨きをできているか、保護者の方が適切なケアができているかを確認し、必要に応じて歯磨き指導を行います。特に、歯の生え変わりで歯の本数が増えたり、歯の位置が変わったりすると、磨き残しやすい箇所が出てきます。歯科衛生士から、お子さんの年齢や歯の状態に合った効果的な磨き方や、デンタルフロスの使い方などのアドバイスを受けることができます。

フッ素塗布などの予防処置

定期検診の際に、むし歯予防に効果的なフッ素塗布を受けることもおすすめです。フッ素は歯の質を強くし、むし歯菌の活動を抑える効果があります。お子さんの歯の状態に合わせて、適切な濃度のフッ素を塗布してもらうことで、むし歯になりにくい強い歯を作ることができます。

歯の健康に関する疑問や不安の解消

「この歯の生え方は大丈夫?」「この歯磨き粉を使ってもいい?」など、お子さんの歯の健康に関して親御さんが抱える疑問や不安について、歯科医師に直接相談できる貴重な機会です。専門的なアドバイスを受けることで、安心して子どもの歯の成長を見守ることができます。

6. よくある質問(Q&A)

子どもの歯の生え変わりに関して、親御さんが抱きやすい疑問や不安をQ&A形式でまとめました。歯科医監修のもと、専門的な視点から分かりやすく回答します。気になる疑問を解消し、安心して子どもの歯の成長を見守りましょう。

Q1: 乳歯が抜ける前に永久歯が顔を出しているのですが、大丈夫でしょうか?

A1: これは「癒合歯(ゆごうし)」や、乳歯の根がうまく吸収されずに永久歯が正しい位置に生えてこられないケースが考えられます。多くの場合、自然に治まることもありますが、まれに永久歯の萌出を妨げたり、歯並びに影響を与えたりすることもあります。気になる場合は、一度歯科医院で診てもらうことをお勧めします。歯科医師がレントゲンなどで確認し、適切なアドバイスをしてくれます。

Q2: 子どもが歯磨きを嫌がります。どうすれば良いですか?

A2: 歯磨きを嫌がる理由は様々ですが、まずは「楽しい時間」にする工夫が大切です。保護者の方が楽しそうに磨く姿を見せたり、歌を歌いながら、キャラクターの歯ブラシを使ったりするのも良いでしょう。また、仕上げ磨きは、子どもの成長に合わせて無理のない姿勢で行い、声かけをしながら優しく行うことが重要です。3歳頃からは、自分で磨く練習も取り入れ、保護者の方が仕上げ磨きをするという習慣をつけましょう。どうしても難しい場合は、歯科医院で歯磨き指導を受けるのも効果的です。

Q3: 永久歯の虫歯は、乳歯の虫歯より重症化しやすいですか?

A3: 永久歯は、乳歯に比べてエナメル質や象牙質が成熟しており、一般的に虫歯になりにくいとされています。しかし、一度虫歯になると進行が早く、神経まで達しやすい場合もあります。特に、生えたばかりの永久歯は質が未熟なため、虫歯になりやすい状態です。そのため、生えたばかりの永久歯は、丁寧な歯磨きと、歯科医院でのフッ素塗布などを活用して、しっかりと予防することが非常に重要です。

Q4: 子どもの歯並びが気になるのですが、いつ頃から矯正を考えれば良いのでしょうか?

A4: 歯並びが気になる場合、まずは歯科医院で相談することをお勧めします。歯並びが悪くなる原因は様々で、指しゃぶりや舌癖、口呼吸などの癖が影響していることもあります。これらの癖は、早期に改善することで歯並びへの影響を最小限に抑えられる場合があります。本格的な矯正治療が必要かどうかは、顎の成長や歯の生え方などを総合的に判断して決めるため、一般的には永久歯が生え揃う小学校高学年~中学生頃に判断することが多いですが、気になる場合は早めに専門医に相談しましょう。

Q5: 乳歯がなかなか抜けません。無理に抜いても良いですか?

A5: 乳歯がなかなか抜けない場合、いくつかの原因が考えられます。例えば、乳歯の根がうまく吸収されずに永久歯が本来の場所からずれて生えてきている場合や、乳歯の虫歯が原因で歯の根が溶けにくくなっている場合などです。無理に自分で抜こうとすると、歯茎を傷つけたり、出血が止まらなくなったりする可能性があります。また、永久歯の生えるスペースを確保できなくなることもありますので、自己判断せずに、まずは歯科医院を受診してください。歯科医師が原因を特定し、安全な処置についてアドバイスしてくれます。

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