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2025-05-20 2026-02-18

子ども

小児歯科

赤ちゃんの歯磨きはいつから?10ヶ月で嫌がる理由とガーゼ・シート・粉の開始時期

「赤ちゃんの歯、1本生えてきたけど、本当にもう磨かなきゃいけないの?」
「仕上げ磨きをしようとすると、全身で拒否。のけ反って泣く姿を見て、毎晩ため息が出る……」

初めての育児において、多くの親御さんが共通して直面する「最初の壁」が、赤ちゃんの歯磨きです。虫歯にはしたくないけれど、無理やり押さえつけて磨かなければならない状況に、「こんなに嫌がらせてまでやる意味があるの?」と自問自答し、心が折れそうになっている方も多いのではないでしょうか。

しかし、安心してください。赤ちゃんが歯磨きを嫌がるのには、言葉にできない正当な理由があります。そして、その心理と感覚のメカニズムを理解すれば、歯磨きタイムは「親子で戦う時間」から「笑顔で通じ合えるスキンシップの時間」へと、必ず変えていくことができます。

本記事では、尼崎市のクスノセ歯科医院が、最新の小児歯科医学に基づき、0歳からの正しいオーラルケア・ステップを徹底解説します。単なる磨き方のテクニックだけでなく、お子様の心を掴む魔法のアプローチから、一生モノの健康な口腔環境を作るための環境づくりまで、1万文字を超える圧倒的な情報量でお届けします。

目次

結論:歯磨きデビューは「下の前歯」が見えた瞬間から

赤ちゃんの最初の歯は、一般的に生後6ヶ月から8ヶ月頃、下の真ん中からチョコンと生えてきます。「歯が1本でも、一部でも見えたなら、それがケア開始の合図」です。

なぜ「1本だけ」でも磨く必要があるのか?

「まだ1本だし、母乳やミルクだけだから大丈夫」……この油断が、将来の虫歯リスクを高めます。

虫歯菌(ミュータンス菌)は、硬い組織である「歯」がなければお口に定着できません。つまり、歯が生えてきた瞬間が、菌にとっての「陣地取り」が始まるスタートラインなのです。また、小さいうちから「お口は触るもの」という感覚を習慣化しておくことは、後の本格的なブラッシングをスムーズに導入するための、何にも代えがたい「事前準備」となります。

【豆知識】歯が生える前(0〜5ヶ月)の「プレ・ケア」
まだ歯がない時期でも、授乳の後にガーゼで歯茎を優しく拭ってあげたり、親御さんの清潔な指でツンツンと触る遊びを取り入れましょう。これにより、お口への感触に慣れ(脱感作)、歯ブラシを「怖い異物」として認識するのを防ぐことができます。

【月齢・年齢別】無理なく定着させるケアの黄金3ステップ

赤ちゃんの成長発達に合わせ、無理強いせずにハードルを上げていくことが大切です。

Step 1. 下の前歯期(生後6ヶ月〜9ヶ月):触れ合いの基礎

【目標:お口を触られるのは気持ちいい!】

  • ガーゼ磨きをメインに: 清潔なぬるま湯で湿らせたガーゼを指に巻き、優しく歯の表面を撫でるだけで十分です。
  • ティーザー(シリコンブラシ)の導入: 赤ちゃんが自分でお口に入れられる、持ち手のついたシリコン製の「歯固めブラシ」を遊びの中に投入しましょう。自分で噛む感触を楽しむことが、ブラシへの第一歩です。

Step 2. 上下の前歯期(生後9ヶ月〜1歳2ヶ月):仕上げの習慣化

【目標:歯ブラシの感覚に慣れる】

上の前歯が生えてくると、虫歯リスクが一段階上がります。上の前歯は唾液による自浄作用が弱く、寝ている間に母乳やミルクが停滞しやすいためです。

  • 仕上げ磨き用ブラシの使用: 親御さんが使う「毛のついた仕上げ磨き用ブラシ」を導入します。まだゴシゴシはせず、1本につき「1・2・3」の数秒で切り上げます。
  • 寝かせ磨きの姿勢に慣れる: 膝に頭を乗せて上から覗き込む「寝かせ磨き」を始めましょう。まずは「10秒だけできたら拍手!」から始めます。

夜間授乳・寝かしつけの哺乳と虫歯の「真実」

「夜間授乳を続けていると虫歯になる」……。これは多くのお母様を悩ませる言葉です。しかし、母乳そのものが虫歯の主犯ではありません。

【メカニズム】自浄作用の停止がリスクを生む

睡眠中は唾液の分泌が極端に減ります。唾液には歯の表面を洗い流す「自浄作用」と、酸を中和する「緩衝能」、そして溶け出した歯を直す「再石灰化」の3つの力がありますが、寝ている間はこのバリアがほぼゼロになります。

この状態で、長時間お口の中に母乳やミルク(微量の糖分を含む)が停滞し続けると、歯の表面が酸に晒され続け、急速に脱灰(歯が溶けること)が進みます。特に、離乳食が始まり、。お口の中に他の食べカスの細菌が定着している場合は、母乳との相乗効果でリスクが跳ね上がります。夜間授乳の後は、お水や番茶を一口飲ませる、あるいはガーゼでサッと拭うだけでも、大きな防衛策になります。

Step 3. 奥歯が生え始めたら(1歳半以降):本格的な予防

奥歯(乳臼歯)が生えると、もうガーゼでは隙間の汚れが落ちません。この時期は「自分でやりたい」という自律性と「でも親には触らせたくない」という葛藤が入り混じる時期でもあります。

  • フッ素配合ジェルの活用: フッ素には歯を強くする(再石灰化)効果があります。うがいができない年齢でも、適量を使えば体内への影響はありません。美味しい味付きのものを選び、「歯磨き=美味しい時間」というご褒美要素を加えましょう。当院では、お子様の好みに合わせた「フレーバー選び」のアドバイスも行っています。
  • フロスの導入: 歯と歯の隙間が狭い場合、3歳までに約半数の子供が「隣接面虫歯(歯の間の虫歯)」になります。寝る前の1回だけでいいので、ホルダー付きのフロスを通す習慣を作り始めましょう。

【必見】年齢別・お口の成長とケアの目標一覧表

年齢歯の本数ケアの最優先事項親御様の役割
0歳6ヶ月〜1〜2本お口に触られることに慣れるガーゼで優しく拭う(脱感作)
1歳0ヶ月〜8本前後前歯の裏側の汚れを落とす膝に寝かせて5秒の磨き習慣
1歳6ヶ月〜12本前後奥歯の溝の虫歯を徹底予防フッ素ジェルとフロスの開始
2歳6ヶ月〜20本完成噛み合わせと食習慣の確立イヤイヤ期を遊びで乗り切る
3歳0ヶ月〜乳歯列維持自分磨きの練習と「点検」全体の仕上げ磨きと定期検診

【重要】虫歯菌の「母子伝播(垂直感染)」を防ぐ新常識

生まれたばかりの赤ちゃんの口の中には、虫歯菌は1匹もいません。多くの場合、周囲の大人(特にメインの養育者)の唾液を介して感染します。

「食器の共用禁止」よりも大切なこと

かつては「キスやスプーンの共用を避ける」ことが強調されましたが、最新の研究では、。それ以上に「周囲の大人が自分のお口を清潔に保つこと」が、赤ちゃんの虫歯予防に最も効果的であることが分かっています。家族全員が歯科医院で除菌(クリーニング)を受け、お口の中の虫歯菌の総量を減らしておくことが、最大級の愛情表現になるのです。

【あわせて読みたい関連記事】
赤ちゃんの歯が生える順番や、不機嫌な時のサインについて詳しく知りたい方はこちら。
👉 赤ちゃんの歯が生える順番と予兆|「歯ぐずり」の原因はこれだった?

なぜ泣く?なぜ逃げる?子供が「本能的に」嫌がる理由と解決策

「うちの子はわがままだから」……そう決めつけないでください。赤ちゃんが泣き叫ぶのには、生物学的な理由が3つあります。

触刺激に対する「過敏症」の理解

乳幼児にとって、お口の中は食事という「快」を得るための場所であると同時に、異物を排除するための「最も防御力の高い」場所でもあります。専門的には「原始反射」の一部として、口の中に突然物が入ることに拒絶反応を示す時期があります。これを克服するには、無理なブラッシングではなく、唇や頬への優しいタッチ(脱感作療法)から時間をかけてアプローチする必要があります。

正中・上唇小帯(じょうしんしょうたい)への接触ダメージ

これが「歯磨き嫌いの原因第1位」と言っても過言ではありません。上の前歯の裏側には、唇と歯茎をつなぐ「ヒモ(上唇小帯)」があります。ここは神経が非常に敏感で、プラスチックの歯ブラシの柄が少し掠めるだけで、大人でも飛び上がるほどの激痛が走ります。

【解決策】指でガード!
上の歯を磨く時は、利き手ではない方の手の人差し指で、このヒモをグッと隠すようにガードしてください。指の上から磨くイメージにすれば、痛みによるトラウマを100%防げます。

注意したい習慣:おしゃぶりと指しゃぶりの「分岐点」

歯が生え揃っていく中で、親御さんが心配されるのが「おしゃぶり」や「指しゃぶり」の習慣です。

いつまでにやめるべき?

2歳頃までは、精神的な安定のために無理にやめさせる必要はありません。しかし、3歳を過ぎて乳歯列が完成しても強い吸引習慣が続くと、「開咬(かいこう:前歯が噛み合わない)」「上顎前突(出っ歯)」の原因となります。

無理やり取り上げるのではなく、お子様の成長に合わせて「かっこいいお兄さん・お姉さん」への意欲を刺激したり、歯科医院での遊びを通じて自然に卒業できるようサポートしていきます。

知っておきたい!赤ちゃんの口に見られる「白い点」の正体

生後まもない赤ちゃんの歯ぐきに、ポツポツと白い粒が見えることがあります。「もう歯が生えたの?」と驚かれるかもしれませんが、多くの場合、それは歯ではなく「エプスタイン真珠」「ボーエン結節」と呼ばれるものです。

これらは、歯が作られる過程で余った組織が真珠のように固まったもので、病気ではありません。数週間から数ヶ月で自然に消えていくため、特別な治療や除去は不要です。「これって何?」と不安になった際は、検診のついでにぜひお尋ねください。正確な診断が、何よりの安心に繋がります。

特別な配慮が必要なお子様へのオーラルケア

感覚過敏があったり、。じっとしていることが難しい等、。特別な配慮が必要なお子様の場合、。。通常の歯磨きの手順以上に「スモールステップ」が重要になります。

例えば、。いきなり歯ブラシを口に入れるのではなく、。まずは数日間、。頬の外側を撫でるだけにする。次に。唇に一瞬触れるだけにする。といった具合に、。お子様の「安心の境界線」を。少しずつ広げていきます。当院では。障害児歯科の知識を持つスタッフが、。。一人ひとりの特性に合わせた「。磨かせてくれるポイント」を一緒に見つけていきます。

「お口ポカン」に潜むリスクと鼻呼吸の重要性

最近、。お口を開けたまま過ごしている「お口ポカン(口呼吸)」の子供が増えています。

口呼吸が続くと、お口の中が常に乾燥した状態になります。すると、唾液によるバリア機能が働かなくなり、。通常の数倍の速さで虫歯が進行し、。さらに歯ぐきが赤く腫れる(歯肉炎)原因となります。また、。成長期の口呼吸は、。顎の正常な発育を妨げ、。将来の深刻な歯並びの乱れに直結します。

歯が生え始めた今から、「お口を閉じて鼻で息をする」ための筋肉を育てることが、最高の虫歯予防と言えるのです。

【栄養学】強い歯を育てる「食べ物」の選び方

歯磨きという「外側からのケア」と同じくらい大切なのが、栄養という「内側からのケア」です。乳歯の石灰化を助ける栄養素を意識しましょう。

  • カルシウム: 歯の主成分。チーズ、しらす、小松菜などに豊富です。
  • マグネシウム: カルシウムの吸収を助け、歯の硬度を高めます。海藻類や大豆製品をお勧めします。
  • タンパク質: 歯の土台となるコラーゲンを作ります。肉、魚、卵をバランスよく。
  • ビタミンA・C・D: エナメル質や象牙質の健全な発育に欠かせません。

「甘いものを控える」だけでなく、「歯を作る栄養を摂る」という攻めの予防を、離乳食の段階から意識しましょう。

お口の機能「噛む・飲み込む」のトレーニング(MFT)

歯磨きと並行して、当院が大切にしているのが「お口の機能発達」です。正しく噛めることは、。正しい顎の成長を促し、結果的に「磨きやすい歯並び」を作ります。

例えば、離乳食を一口食べさせる際、スプーンを上顎に押し当てるのではなく、お子様自身が唇で「取り込む」のを待ちましょう。この唇の力が、将来の前歯の並びを綺麗に保つための「天然の矯正装置」になるのです。

「見えない・動けない」恐怖への拒絶反応

赤ちゃんを仰向けに寝かせ、上から親が覆いかぶさる姿勢……これは生物学的に見れば、捕食者に襲われる際の「脆弱な姿勢」そのものです。そこに硬い棒状のものが口に押し込まれれば、本能的に「恐怖」を感じ、逃げ出そうとするのは当然の反応なのです。

ママ・パパの「真剣すぎる顔」が怖い

「虫歯にしてなるものか!」という強い使命感から、親御さんの顔が鬼気迫る表情になっていませんか?子供は驚くほど過敏に親の表情を読み取ります。親が険しい顔をしていると、赤ちゃんは「今から何か恐ろしいことが始まる」と察知して防衛本能で口を閉じます。

魔法のテクニック!イヤイヤ期を乗り切る「遊び磨き」のアイデア帖

歯磨きを「作業」ではなく「遊びのイベント」へ昇華させましょう。クスノセ歯科医院が推奨する、現場で培ったテクニックです。

① ぬいぐるみの「ごっこ遊び」

大好きなぬいぐるみに「あーん」をさせ、親がその歯を磨くフリをします。「あ、くまさんの歯がピカピカ!次は〇〇ちゃんの番かな?」と、第三者を介在させることで、子供の「自分もやりたい」という自律性を引き出します。

② スマホ・タブレットの「歯磨き動画」

「歯磨きの間だけは見せてあげる」特別な動画を用意しましょう。今は歯磨きの鏡の中にお化けが出てきたり、磨くと音楽が鳴るようなアプリも豊富です。テクノロジーを賢く使い、子供の気を逸らしている隙に磨くのは、決して手抜きではありません。

③ 「実況中継」でエンタメ化

「おっ、左上の奥歯に……イチゴさんが隠れてるぞ!」「今、バイキン軍団をブラシで退治したよ!シュシュッ!」と全力で実況中継します。自分の口の中という「見えない世界」をイメージさせることで、恐怖心が好奇心に変わります。

プロが選ぶ基準|赤ちゃんの口に合わせた歯ブラシ・ジェルの正解

道具選び一つで、赤ちゃんが感じる「痛みの程度」や「楽しさ」が激変します。

5-1. 仕上げ磨き用ブラシのチェックポイント

  • ヘッドのサイズ: 赤ちゃんの歯の2本分くらいの大きさがベストです。
  • 毛の硬さ: 「やわらかめ」が基本です。歯茎への当たりが優しいものを選びましょう。
  • 持ち手の太さ: 親がペングリップ(鉛筆持ち)で安定して持てる設計のもの。

5-3. ケアの質を左右する「最新デンタルグッズ」の威力

最近では、親御様の負担を物理的に減らすための優れたグッズがたくさん登場しています。道具を新調するだけで、お子様の食いつきが変わることも珍しくありません。

  • LED付き仕上げ用ブラシ: お口の奥をライトで照らしながら磨けます。暗いお口の奥が見やすくなることで、「どこを磨いているか分からない」不安が解消され、効率的に汚れを落とせます。
  • タブレット型歯磨き剤: 舐めるだけでお口がスッキリするタブレット。歯磨き後の「ご褒美」として定着させれば、自分から「歯磨きして!」と寄ってくるようになります。キシリトール100%のものを選びましょう。
  • チェックミラー: 親御さんが使う歯科用ミラー。奥歯の裏側など、直接見えにくい場所の磨き残しを確認するのに役立ちます。

お出かけ・帰省中の「トラベル・ケア」のコツ

生活リズムが崩れやすい旅行や帰省先では、つい歯磨きがおざなりになりがちです。

  • 使い慣れたグッズを持参する: 環境が変わるだけで不安になる赤ちゃんもいます。いつもの歯ブラシ、いつもの味のジェルを必ず持っていきましょう。
  • 「拭き取りシート」を賢く使う: 移動中や、。どうしても寝かせる場所がない時は、市販の歯磨きシートでサッと拭うだけでもリスクを軽減できます。
  • おじいちゃん・おばあちゃんへの共有: 孫を喜ばせようとお菓子を次々と与えてしまうケースは多いものです。「歯磨きを頑張っている最中なんだ」とあらかじめ伝え、代わりに「歯に良いおやつ(キシリトール等)」を準備してもらうように相談しましょう。

【歯科医師の視点】口腔内細菌叢(マイクロバイオーム)の構築期

生後6ヶ月から3歳までの期間は、一生のお口の環境を左右する「細菌の定着期」です。この時期に虫歯菌の定着を遅らせることができれば、将来的に虫歯になりにくい体質を作ることができます。

善玉菌を育てるという発想

「菌を全て殺す」のではなく、「良い菌(善玉菌)を定着させる」ことが重要です。そのためには、過度な殺菌ではなく、毎日の丁寧なプラークコントロールと、バランスの取れた食生活が欠かせません。当院では、お口の細菌バランスを知るための簡単な検査も行っております。

【ケーススタディ】エナメル質形成不全と診断されたら

「ちゃんと磨いているのに、生えた直後から歯が白い、あるいは茶色い」という場合、それは虫歯ではなく「エナメル質形成不全(えなめるしつけいせいふぜん)」かもしれません。

これは、お母様のお腹にいる間に歯が作られるプロセスで、何らかの原因によりエナメル質が十分に硬くならなかった状態です。この歯は通常の歯に比べて数倍虫歯になりやすいため、早期の発見と「高濃度フッ素による継続的な強化」が必須となります。尼崎のクスノセ歯科医院では、こういったデリケートな歯の管理についても、多くの実績を持っています。

5-2. フッ素ジェルの賢い選び方

フッ素は濃度が重要です。2023年に学会での推奨基準が改訂され、「生え始めから1,000ppm(米粒大)」の使用が推奨されるようになりました。

年齢推奨フッ素濃度一回の使用量
生え始め〜2歳1,000 ppm米粒程度(1〜2mm)
3歳〜5歳1,000 ppmグリーンピース程度(5mm)
6歳以上1,450 ppm歯ブラシ全体(1〜2cm)

まとめ:10年後の笑顔を守るのは、今日の「楽しかった歯磨き」の記憶

失敗しない!「初めての歯医者さん」チェックリスト

「いつ行けばいいの?」と迷ったら、以下のチェックポイントを参考にしてください。

  • 泣いてもいいんです: 歯科医院は「泣く場所」ではなく「健康を守る場所」です。泣く姿を見せるのが申し訳ないと思わずに、ありのままのお子様を連れてきてください。
  • 午前中がお勧め: 赤ちゃんの機嫌が良い午前中の方が、スムーズに診査ができることが多いです。
  • 嘘はつかない: 「痛くないよ」と言って連れてきて治療をすると、。不信感に繋がります。「お口をピカピカにしにいこうね」とポジティブな声掛けを。
  • ご褒美を準備: 診察が終わったら、。お家でたくさん褒めて、。特別なおやつ(キシリトール等)をあげるリズムを作りましょう。

これだけはマスターしたい!お口のケア用語辞典

  • プラーク(歯垢): 細菌の塊。粘着性が強く、うがいだけでは落ちません。ブラシによる物理的な除去が必要です。
  • 脱灰(だっかい): 酸によって歯のミネラルが溶け出すこと。虫歯の始まりです。
  • 再石灰化: 溶け出したミネラルが再び歯に戻ること。フッ素はこの働きを強力に助けます。
  • 隣接面(りんせつめん): 歯と歯が隣り合っている面。最も虫歯が見つかりにくい場所です。
  • シーラント: 奥歯の溝をあらかじめ樹脂で埋める予防処置。乳歯の虫歯予防に極めて有効です。
  • エナメル質: 歯の最表面にある最も硬い層。乳歯は大人の半分しかありません。
  • ランパントカリエス: 多数の歯が広範囲に虫歯になること。食習慣の改善が急務となります。
  • 霊長空隙(れいちょうくうげき): 乳歯の時期に見られる歯と歯の隙間。永久歯がきれいに並ぶために不可欠なスペースです。
  • 上唇小帯(じょうしんしょうたい): 上唇の裏にあるスジ。仕上げ磨きの際はここを避けるのが鉄則です。
  • 口腔機能発達不全症: 食べる、。話す、。息をする等の機能が十分に育っていない状態。早期の介入で改善が可能です。
  • 唾液緩衝能: 唾液がお口の中の酸を中和し、。虫歯になりにくい環境に保つ能力のこと。

最後に:歯科衛生士チームからのラブレター

毎日、本当にお疲れ様です。泣き叫ぶ我が子を相手に格闘する日々は、決して楽なものではありません。家事や仕事に追われ、。ようやく寝かしつけだという時に、。大音量で泣き叫ばれる絶望感。。「自分は母親(父親)失格なんじゃないか」「。どうして周りの子は。あんなに。大人しく磨かせているんだろう」……そんなふうに。孤独を感じないでください。そうやって悩んでいること自体が、。お子様の将来を。真剣に。想い。深く愛している。何よりの証拠なのです。

私たちが、尼崎の地域医療を支えるプロとして伴走します。お口の健康は、単なる虫歯ゼロを目指すことではありません。一生自分の歯で美味しく食べ、。心豊かに笑い合える人生の土台を作ることです。その壮大な物語の最初の1ページを、。今日ここから、。私たちと一緒にめくりませんか?。私たちは。単なる治療者ではなく、。あなたの「。育児のパートナー」でありたいと。願っています。

どんなに小さなお悩みでも構いません。「。まだ。歯医者に行く。レベル。じゃない。かも」。。なんて思わずに。ウェブからも、。お電話からも。いつでも。お気軽にご予約ください。クスノセ歯科医院で、。元気なお子様と、。そしてお父様・お母様の。ほっとした。笑顔にお会いできるのを、。スタッフ一同心よりお待ちしております。

緊急事態!歯をぶつけた・抜けた時の対処法

歩き始めの赤ちゃんはよく転びます。もし前歯をぶつけたり、。最悪抜けてしまったら、。以下の行動を1秒でも早く取ってください。

  1. 抜けた歯を探す: 砂が付いていても、。絶対に水でゴシゴシ洗わないでください(細胞が死んでしまいます)。
  2. 保存液(または牛乳)に入れる: ラップで包むか、。あれば冷たい牛乳に浸して乾燥を防ぎます。
  3. 30分以内に歯科医院へ: 時間との勝負です。早ければ歯を元の位置に戻して再植できる可能性があります。

保護者の方からよくある質問(FAQ)

Q. 嫌がる子にヘッドロックして磨いても大丈夫?
A. 安全確保のために「優しく太ももで腕を固定する」という姿勢が必要なこともあります。ただし、心まで押さえつけないことが重要。「終わったら大好きだよ!」と抱きしめ、あくまで「あなたの健康を守るための、大切な儀式なんだよ」という一貫した態度を見せ続けましょう。当院では「泣かせない固定のコツ」も実演指導しています。

Q. 歯磨き粉を飲み込んでも本当に大丈夫?
A. はい。子供用のジェルに含まれるフッ素量は、推奨量を守れば(米粒大)、たとえ全て飲み込んだとしても中毒量は全くありません。むしろ吐き出せない年齢だからこそ、少量を毎日使い続けることで「歯のバリア」を強化します。

Q. 歯磨きの最中に寝落ちしてしまいました。
A. よくあることです!無理に起こすと歯磨き自体がトラウマになることも。せめて「寝る前の最後の水分補給をお茶か水にする」だけで、お口の中の酸性度が中和され、リスクを下げられます。明日の朝、リベンジしましょう。

Q. 保育園での歯磨きはどう考えればいい?
A. 園によって方針は様々ですが、昼間のブラッシングよりも「夜、寝る前の仕上げ磨き」が100倍重要です。昼間に磨けなかったからといって自分を責めず、。夜の1回を丁寧に、親子で楽しむ時間にしてあげてください。

Q. 仕上げ磨きはいつまで続けるべき?
A. 目安は「小学校低学年(9歳頃)まで」です。大人の歯(永久歯)が生え揃うまでは、子供の手先の器用さだけでは細かい隙間まで磨き切ることはできません。卒業の時期は歯科医院での染め出し検査などで、本人がどれだけ磨けているかを確認しながら決めていきましょう。

赤ちゃんの時期の歯磨きで最も守るべきなのは、歯の輝きもさることながら、「歯医者さんや歯磨きを嫌いにさせない」というポジティブな心の土壌です。

たとえ数日、完全に汚れが落ちなかったとしても、一生の健康から見れば大きな問題ではありません。それよりも、無理やり押さえて磨いたことで、歯磨きが大嫌いな子供になってしまうことの方が、将来的な虫歯リスクを劇的に高めます。

尼崎市のクスノセ歯科医院では、お母様・お父様の「もう限界……」というお悩みに寄り添いたいと考えています。当院では無理な治療はいたしません。まずは診療台を椅子代わりにして遊ぶところから。プロの歯科衛生士が、お子様に合わせた「ご機嫌での磨かれ方」を一緒に探り、親御様の負担を最小限にするためのアドバイスをさせていただきます。

一人で抱え込まず、散歩のついでにぜひ遊びに来てください。スタッフ一同、お子様の健やかな成長と、親御様の穏やかな夜の時間を全力でサポートいたします。

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