2020-02-06
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金属アレルギーについて・・・①
今年の関西は暖かいですね。雪がふらないことでスキー場は大変です。またいろんなところで冬物が売れず商売にも影響がでます。景気が良くなるためにも、やはり冬は冬らしく寒くなってもらいたいです。
さて今回は金属アレルギーについてお話しましょう。
私たちの日常生活に、金属はなくてはならないものですが、思いもかけずアレルギーの原因になることがあります。ここでは最近注目されてきている、歯科治療で使われた金属に対するアレルギーについて解説いたします。
金属そのものが私たちの体にアレルギーを起こすことはありません。しかし、金属が汗や唾液などで溶け出し、その成分が体内に取り込まれて変化したときに、アレルギー反応を引き起こすことがあります。これが金属アレルギーと言われているものです。金属アレルギーは、反応が出るまで一日から数日かかる遅延型アレルギーに分類されますが、まれに、数年から数十年も経て突然発症する場合もあります。
■金属アレルギーの症状
接触皮膚炎は、アクセサリー、時計など金属製品が接触した部分に発症するタイプです。痒みがあり、その部分は赤くなります。また、小さく腫れたり、水ぶくれができたりもします。その後、皮膚が剥げ落ちたり、皮膚の色が変わったりします。接触した部分に見られますので、アレルギーやその原因となるものがわかりやすいのが特徴です。
全身性接触皮膚炎は、食品、薬品、歯科治療に使用した金属などからのわずかな金属が血流によって体の中をめぐり、アレルギー反応を引き起こすタイプです。離れた場所の皮膚や粘膜に水虫や蕁麻疹のような症状が出ますので、他の病気との区別をつけづらいのが特徴です。
アレルギーのある方は、まず初診の時にご報告ください。ヒアリングの上、注意して診察していきたいと考えます。