2019-11-07
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睡眠について・・・②
朝と晩が寒く、日中は暖かい、こういった気候の変わり目は服装が大変ですね。とりあえずはジャケットを羽織って、風邪をひかないように注意していきましょう。
さて睡眠についてのつづきです。
「すいみんじむこきゅうしょうこうぐん」って聞いたことがありますか?
睡眠時無呼吸症候群とは、寝ている間に10秒以上呼吸が止まることが何回も起こるなどの睡眠障害です。
寝ているはずの夜中に「息止め」「酸欠状態」になっているのです。
毎晩、何回も息止めしているなんて、体がおかしくなっても仕方がありません。
実は、あなたにもその可能性があります。まさかと思われるでしょうが、ある大学病院の調べでは外来患者さんのなかには、なんと2分以上も無呼吸だった方もいたようです。
睡眠時無呼吸症候群の原因は、口や喉の形、またその働きの異常など複雑な要因があり、簡単にこうとは言い難いのですが、その多くは自分の舌や上顎の奥が喉奥に落ち込み、半窒息状態となっています。肥満傾向の方に多く見られるのですが、痩せている方でもなっている場合があります。
では、どうやって治すのでしょうか。一般的には、肥満に対する減量や、生活習慣を変えるなどの治療法と、手術をして無呼吸になりにくい状態をつくる治療法があります。症状が軽い患者さんには、「スリープスプリント」の装着が主となります。顎を前に出した状態でマウスピースを口に入れ、そのまま寝て半窒息状態を防ぎます。もちろん、効果については個人差があります。
マウスピースを試してみたいとお考えの方は、お気軽に当院に相談ください。