2019-10-01
インプラント
中・高年期
入れ歯
加齢
インプラントについて・・・④
暑さ寒さも彼岸まで、とはよく言ったものです。本当に過ごしやすい季節になってきました。風情がある京都はこの時期、特に人気のようです、皆様も行ってみてはいかがでしょうか。
■インプラントの種類
インプラントが骨の中に埋め込まれて、歯を支える土台の役目をすることはご理解いただけたと思います。しかし、患者さんにとって重要なのは、上部構造すなわち歯の部分ではないでしょうか。
基本的には、患者さん自身で取り外せる入れ歯タイプのものと取り外すことのできない固定式のものとに分類できます。まず、取り外し式の入れ歯タイプは、埋め込まれた人工物の上に磁石やスナップ留めのような連結部品を使って固定するものです。歯が抜けると頬や唇の周囲の張りが失われ、シワが寄って老けた幹事になりやすいことは、何となくご理解いただけると思います。
入れ歯の役割には、単に失った歯の機能を肩がわりするだけでなく、ピンク色をしている歯肉に当たる分部を補うことで頬や唇の周囲をボリュームアップすると言うこともあります。したがって、広範囲に歯を失った場合には、インプラントを応用した取り外し式の入れ歯による治療は、有効な選択肢の一つになります。一方、固定式のものですが、一般的にはむし歯などの治療の後に冠を被せるのと同じように、インプラントの上に直接被せ物をします。
このように、たとえ歯を失っても、「生活の質」を保つための手段としてはさまざまな選択肢があります。歯科医師と相談のうえ、皆さんに合った治療を受けてください。