2019-02-20
プラーク
歯周病
青年期
お口の病気が赤ちゃんに・・・
2月も後半です。みなさんお元気ですか?ようやく少し暖かくなりました、このままつづくといいですね。花粉症の人には少々厄介な季節のはじまりかもしれません。
●プラークや歯周病が赤ちゃんに
現在、プラークや歯周病は、中・高年期の糖尿病、動脈硬化、膵臓癌、肺炎の原因にもなることがわかっています。また、女性では、お腹の中の赤ちゃんに悪影響をもたらすことも知られています。
妊娠すると、つわりの影響や生活習慣の変化から口の中の手入れが思うようにできなくなり、プラークが増えて歯周病が進みやすくなります。しかし、このプラークや歯周病をそのままにしておくと、腫れた歯ぐきが作り出す炎症を起こす物質が、子宮収縮の引き金になると考えられています。その結果、歯周病の妊婦さんは健康な歯ぐきをもつ妊婦さんに比べ、早産・低体重児出産が多いこともわかっています。
早産・低体重児出産では、生まれた赤ちゃんにさまざまな問題が起こる可能性が高く、大人になってからも生活習慣病になりやすいことが知られています。早産・低体重児出産の原因として、これまでは人種、年齢、喫煙、経済状態、栄養状態、生殖器感染が考えられてきましたが、近年、歯周病もその一つであることが明らかになってきました。
プラークや歯周病の予防には定期的なお口のメンテナンスが大切です。是非、当院での歯のお掃除をおすすめします。